おばあちゃんの思い出。
私の今は亡きおばあちゃんは満州の引揚者でした。
おばあちゃんの兄弟姉妹もそうでした。満州っていったいどこ? それは、歴史の教科書でいうところの中国東北部のあたりです。
小学生の時学校の地図帳を開いては、彼女が生活したりしていた中国大陸の都市名とか当時の移動ルートを教えてくれました。今思えばものすごい距離を移動していたようです。
仕事のために出稼ぎに行ったようなことを話していたことを覚えてます。今のように、ネットで目的地の情報なんてリアルタイムで知ることなんてほぼ不可能な時代です。
移動手段は船や蒸気機関車(多分)だったみたいです。旅するってことは、快適さとはかけ離れたような 命がけの事だったと思います。
おばあちゃんの話を思い出してみると、船やで蒸気機関車に乗ったり飛行機や新幹線であっという間に目的地に着く旅をしていると、なんだか楽すぎて「本当の旅」ではないような気もしたりなんかします。
だからと言って、自転車旅行やバイク旅行、やってみたいけれど一人じゃ怖すぎてできません。だから、旅先でバイク・自転車旅行やってる若いお兄ちゃんから旅話を聞くのが好きです。
おっと話が逸れそうでした。
まだまだおばあちゃんの思い出はあります。中国には長い間住んでいたようです。地域によって言語や食べ物が違うと言っていました。
その通りです。日本でもそうですから、
驚きません。
うーん、場合によっては驚くかも。
きっと全てに驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。カルチャーショックでしょう。
そうそう、おばあちゃんのカルチャーショックはなんと
しろぶた 白豚
を初めて見たことだったらしいです。
日本にいるときまで豚は黒いもの だと思ってたらしいです。
もちろん彼女にとっては衝撃です。笑
幼い私にとってもなぜか衝撃でした。
後からわかったことなのですが、おばあちゃんの育った地域は黒豚で有名なところらしいです。
おばあちゃんの若い頃はまだ、ラジオの時代だし新聞やテレビがあってもほぼ白黒の時代ですから。
もっとももっと思い出ありますが、今回はここまでで終わりです。って書いたけれど続編やる気です。
興味を持って読んでくれる方がいれば光栄です。