郵便局in A国 釣り銭がないけどいい?
この話はA国銀行事情編よりも昔の話にさかのぼります。
ikiroo.hatenablog.com
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ある時、近所の郵便局に普通郵便に貼る切手を買いに行きました。切手を一枚、お札を差し出した。確かそのお札は日本円にすると1000円〜2000円ほどする価値のある紙幣。郵便局員の女性が、お釣りがないけど〜いい? は? 正直言ってびっくりした。 おつりがないけどいい?って言われても、切手一枚に対してお釣りの額が高額である。しかも、その女性の表情は、マジ顔!ここで私が、お釣りとっといて!なんて気取って言えば、きっとお釣りをもらえないと判断した。その女性局員に、じゃ、買い物してからあとで戻ってくるわ と言いその場をさった。それから、結局、さらに15分ほど歩き別の郵便局に行って切手を買い封筒に貼って出した。
私の経験した限り、日本だったら、お客様に渡すお釣りがないと慌てたり、釣り銭をなんとかして手配しようとするが、この局員はそうではなかった。
異国の地で、まず、こういう事態になった時に、私は一旦、あ、そうなんですか。。。と引いて冷静に考えるようにしている。局員は全く釣り銭をなんとかしようという態度
もないし、動く気がなさそうだからしょうがないのだ。
日本に住んでいた時は店に在庫が切らしている時など、 恐れ入ります、ごめんなさい、すみません、誠に申し訳ございませんが、、、こう言った表現を聞く。
←これを聞くと客としては謝ってもらってなんとなく安心した気分になるし、困ったお客の立場を理解しているとか思うし、陳謝の言葉がないと不安になるのだ。せっかく、買い物に来たのにガッッカリだし、いたわりの言葉があると嬉しいものだ。
しかし、言葉や文化風習が変わると、、『釣り銭がない』の事実が非常にわかりやすい!んです。
まるで壁にバーンと弾かれた気分になりました。事実もさることながら、現実と言葉の衝撃を受け止めるクッション的なものがなくなってしまってるんです。
先に挙げたように、日本にいると 事実に対して 謝る態度にも重きを置くようですが、某国だと 事実に対しての釣り銭がないことの受け入れ に 重きを置くように感じられるんです。事実は釣り銭がないわけですが。その間の、すみません、とか、申し訳ございませんとか、少々お待ちくださいとか削られていて、非常に簡潔。
簡潔すぎて見捨てられた気分です。
そして女性郵便局員はどう考えてるんだろうかと思いながらこんなことを考えました。
↓
釣り銭がないものはないからしょうがない。釣り銭があげられないのは、私にはどうしようもございません。先ほどまであったのですが、硬貨を他のお客様に渡したのでございません。その点に関して、一切私の責任ではございません、なぜなら、ただ単に釣り銭入れにお釣りがないのだから。硬貨がたまたまないだけなんです。でも、切手はあるんですよ、ただお釣りがないだけ。切手が欲しいのであればお金払ってね。でも、お釣りはないよ。お釣りなくてもよかったら切手売ってあげますよ。ちょっきりお金があれば切って買えますよ。だって、ちょうどお金があればお釣りはいらないから。本局の方に行ったらお釣りはあるかもです。お釣りが欲しいんなら本局へどうぞ。それか、どっか店に行って買い物するか両替しておいで。切手売るわよ、お釣りはないけど。残念でした、お釣りはございません。私はお釣りがないことに関して一切謝るとかそういう必要はないです。ただ、釣り銭を切らしてるだけなんです。あと30分して戻って来たらお釣りあるかもです。釣り銭がないのは事実です。。。。。。まてよ、私がイケメン男とかだったら彼女はなんとかして会話を続けるために釣り銭をゲットしたかもとか。。
と果てしなくなぞなぞのように続く。。。
時たま小心者になる私は「なんで釣り銭がないの?」とか問い詰めたり説教を始めるお客にはなれないです。ま、たまに事柄によっては問い詰める必要性があることもありますが、丁寧に質問したりした方がいい場合があったりするわけです。結局、それ以降、現在でも店で買い物して、「お釣りがないけど」って言われることたまにあります。本当に少額なので、面倒なのでいらないからって言ってます。某国でなくとも海外旅行、海外生活において一銭1円にこだわる人や、きっちりして几帳面な方はこういう状況はストレスになって毎回の買い物が大変かもしれないです。いっそストレスにならないような考え方や行動をとった方が、後が楽だと思います。そう簡単に頭のスイッチ変換できれば楽ですが、なかなかできないのが普通です。でも、国民性や習慣、傾向を知っていればある程度対策もできますし、心構えもできます。日本ではほぼありえなさそうなことだ〜と思いながらこの国で買い物しています。ズボラな性格がこういう場面で発揮とは自分でも驚くべき発見でした。
こちらのほうもどうぞご参考に。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
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— Ikirooyo (@ikirooyo) November 12, 2016
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