詐欺カップルと私 A国編
もしかして詐欺なの?!
この国の詐欺はあんまり手が込んでないのが特徴。
手が込んでなさすぎて詐欺と気がつかないことが多いのである。
ある夜、子供たちが寝静まった時間に玄関先のベルが鳴った。
ドアを開けると男女カップルがいた。20代位の年齢だ。
見かけたような見かけたことないような、、とにかく見知らぬ二人。相手は私が誰だか知っているようだ。近所のアジア人だもん。
簡単な夜の挨拶を交わした後、男性が「あなたの夫 〇〇に現金(5000円相当)を貸している。」と言った。
え、また借金? かなり心配になってきた。。。。脈拍が速くなる。。。
なぜ借りたのかわからないが、夫がこの男にお金を借りた時の状況説明をさせる。
夫はこの男の家に行きお金を借りたそうだ。。。
また、生活苦、借金苦という言葉が頭をよぎる。苦苦苦 こんな不吉な言葉を想像したくないし考えたくもない。
日本人的習慣
ここで、一般的な日本人主婦だと まず、夫に確認するだろう。 ただし、借金癖のある夫を持つ奥様の場合は現金を渡すかもしれないが。
私はそのカップルにとりあえず、「夫に事情を聞いてから連絡をします。」と説明。借りたのは私じゃないし、お金を返すのはもちろん夫!と判断したからだ。上司に確認、マネージャーに確認、意見を仰ぐ 典型的な日本人の癖が外国籍の夫と暮らしつつも滲み出していた。
連帯責任は負えません。 極冷妻です。。。 カチーン(瞬間冷却)
二人の詐欺カップルはちょっと残念風に立ち去った。しつこくなく、あまりにも、あっさり引き上げる二人だった。
夫が深夜に帰宅。男女が借金の取り立てにやってきたと言ったら、「なんのこと?|」と夫。
お金は借りていないそうだ。夫を信用するべきか否か考えた。銀行口座確認しても、日々の生活でもお金の全然苦労がない。
クレジットカード枠も余裕。
あの借金取り立てカップルは詐欺未遂 に終わったのであった。
そして、元夫へ捧げる言葉、あの時疑ってごめんね。